壱粒舎ギャラリー 壱粒舎ギャラリー 壱粒舎ギャラリー

現在、弊社・壱粒舎ギャラリーにて、

見よSHOHACHIのリズム!木村荘八」展を開催しております。

荘八は、明治とはいえ江戸が色濃く残る下町日本橋に生まれます。この地では清長、春章、重政、国芳、北斎、等々枚挙にいとまない浮世絵師達が活躍しました。荘八は京華中学校に入りますが、ほぼ学校へは行かず芝居見物と放蕩に、更には兄荘太の影響で文学や洋書に興味を持ち小説の執筆に明け暮れたといいます。未だ十代の彼が記したこれらには荘八ならではの西洋絵画への鋭い美術論も多々含まれていました。浮世絵とフランス後期印象派の関係は言い尽くされた所ですが、まさに荘八はそのど真ん中にいたのです。当時、浮世絵と後期印象派を結びつけた日本人がどれほどいたでしょう。そして、これが荘八の生涯の方針を決定づけたといえるでしょう。

この壱粒舎ギャラリー特設ページでは会場で展示しきれなかった荘八の作品もご覧いただけます。遠方の方、会期中会場においでになれない方にもぜひ荘八の作品を堪能頂ければとぞんじます。

 一年の幕締めに、木村荘八の世界をお楽しみいただければ幸いです。